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リフォーム部 酒井です。
C-22様がついに我がオーディオルームにご到着…
夜、パワーアンプに接続…
照明を暗くしてメインスイッチを入れる。
フロントパネルにLEDのブルーの照明が輝く、
「Mclntosh」の誇らしげなイルミネーション
めまいがしそうな高貴な輝き…
ジュリー・ウィルソンのオリジナルレコードをアナログプレイヤーにそっと乗せる。
静かにMCカートリッジの針を落とす…
心地よいレコードノイズが去ると、少しハスキーな、もの悲しげな彼女の歌声…「マイ・フーリッシュ・ハート」優しい夫と愛する子供、何不自由の無い家庭を持ちながら、ふと知り合った男性に心を奪われる…彼に近づき思いを打ち明けたいが貞淑さゆえ近づけない、愛の葛藤に苦悩する唄だから悲しい…
この表現力はC-22様の得意とするところ…なかなかいい。
次に泰子のCDをプレイヤーのトレイに乗せる。
ジュリーのしんみりした唄の次はビックバンドで「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
これは愛する気持ちを天にも昇る思いで彼に訴えかける唄だから
切実だが明るい。愛らしく踊りながら唄う姿がいい…
C-22の表現力恐るべし…と自己満足にひたっていると何か少しおかしい…
ジュリーの吸い込まれそうなブルーの瞳。泰子の愛くるしいまなざし…
完璧と思いきや、ジュリーのスレンダーな姿態、泰子のかわいらしいひざ小僧がベールに包まれてしまっている…
君達はおばけか…!?
二人に安物のペンダントをプレゼントしてしまったばかりにご機嫌をそこねたのか…?
いや…ちがう…エージングが終われば必ずまぶしい程の黄金に輝く全身像がオーディオルームに出現するだろう C-22を信じよう、でなければ救われない。
注
C-22: USAオーディオメーカー「マッキントッシュ」のコントロールアンプ
ジュリー・ウィルソン:
1950年代アメリカの女優、歌手 ミス・ネブラスカの美貌と相まって唄の表現力は最高、存命であれば、御年88才
阿川泰子
東宝の女優からジャズ界に転身
かつて古館一郎と資生堂の「おしゃれ30・30」で7年間共演マルチタレントとして人気者となる…清潔感あふれる美貌と飾らないキャラでネクタイ族のアイドルともてはやされる現在も精力的に活躍中
エージング:ならし運転、しばらくするとベストコンディションとなる