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デグチエステートの佐藤です。
5年位前の話です。 上記の写真は本文とは直接関係はありません。
自宅の近所で競売物件の中古住宅があり、買受可能価格が安く魅力的な家だ
ったので、注目していました。
物件概要・・・土地 約98坪 ・ 建物 延べ55坪で ・ 築17年 ・ 買受
可能価格980万円です。
たまたま犬の散歩で、この競売物件の前を通りかかったら、地元で知り合い
の不動産業者が落札したらしく、この家のものすごい量のゴミ(主にペットボトル
等の生ゴミ)を処分していました。
すごい臭いでした。
ペットボトルの中身が少しづつ残っていて、それが完全に腐っているからでしょう。
それ以外にも捨てなければならない残置物もたくさんあり、4t位のトラックを6回
搬送したそうです。
片付けにも相当手間がかかり、毎日3名の人手で4日間費やしたそうです。
中古住宅の競売物件に共通している事は、ゴミやガラクタが家の中や外にも
溢れている事です。
「そもそも家の中が片付いている所有者であれば、たとえ負債が残っいてても
自宅が競売になる前に何とか処分していますよね。」と地元の不動産業者も言っ
ていました。 私も同感です。
地元の不動産業者が、「家の中を見てみ良いよ。」と言ってくれたので、本当
は見たかったのですが、遠慮しました。
3名の方が作業着を着て、7月の蒸し暑い中、とても臭い思いをして撤去作業
をしているのに、もの珍しい顔をして家の中をジロジロ見るのがはばかれたからです。
それだけ家の中が荒れているのなら、キッチン・浴室等の水廻りはどれだけ掃
除にお金がかかるのか?そもそも使えるのか?
果たして壁クロスやフローリング床や畳はどのくらい修復がが必要なのか?
こればかりは落札してから、実際に家の中をじっくり確認してみなければ、正確
なリフォーム金額は出ないでしょう。
(なにせ、大量のゴミが家の中に埋まっていて、床や壁が見えないのですから)
ここが、中古住宅を競売で買う事を検討するうえで、一番難しい所でしょう。
落札した地元の不動産業者に落札金額を教えてもらえませんでしたが、2番手
の落札希望金額が1980万円だと教えてもらいました。
(当然に1番手の地元の不動産業者の落札金額の方が高いわけですから、
2000万円位でしょう。)
買受可能価格980万円の2倍以上という事になりますが、私の読みでは2300
万円以下で落札して全面リフォームをすれば、ある程度の粗利を確保して、売れる
のではないか思いました。
しかし、その地元の不動産業者は広告も出さずにすぐ売ってしまいましたので、
売買価格はわかりませんでした。
どうやら落札する前から買手が決まっていたようです。
リフォームにいくら費用が掛かって、粗利がどれだけ確保できたのか?
よその不動産業者の事なのに、なんでそんなに気になってしまうのでしょう?