上記の写真はこれからの思い出話に登場するマンションではありません。

　　デグチエステートの佐藤です。

　　この話はある優柔不断なお客様のおかげで、私がお付き合いのあったＬ不動産会

　社に６年以上経った今でも、申し訳けなくてこちらから連絡を取れなくなった話です。

　　 ６年以上前の話です。

　　自分の会社で売り依頼をされていた街中のある１９８０万円の中古マンションを売

　る為に広告を出したところ、女性Ｓさん（当時５５歳位）から、ぜひその中古マンショ

　ンを内覧したいと電話を受けました。

　　３日後に現地マンションで待ち合わせをして、内覧していただいたところ非常に

　気に入ってもらいました。

　　Ｓ子さんは「私はとても気に入ったのですが、一緒に住む人に了解を取らないと

　決定できないから、その人にも内覧してもらってからお返事をしたい。」と言いました。

　　そしてその５日後にＳ子さんに連れて来られたのがＭ男さん（当時６３歳位）でした。

　　マンションを内覧している間、Ｍ男さんはずっと渋い表情でした。

　　Ｓ子さんとＭ男さんは、ひととうり内覧した後、「２日後に正式な返事をします。」

　と言い残して帰っていきました。

　　Ｓ子さんとＭ男さんは、二人共　現在は自己所有の一戸建てに住んでいますが

　共に配偶者の先だたれ、子供さんと一緒に暮らしています。

　　半年位前に人の紹介で知り合い、一緒に住むマンションをさがしていました。　

　　駐車場は必要なく、ＪＲ静岡駅に歩いていける距離の分譲マンション（３ＬＤＫで

　２０００万円以下の予算なので中古になります）が希望物件です。

　　２日後に連絡があり、「１８５０万円に下げてくれるなら買いたい。とＭ男さんが、

　言っています。」とＳ子さんから電話がありました。

　　お金を出すのはＭ男さんですが、物件探しに熱心なのはＳ子さんでしたので、

　私は常にＳ子さんと連絡をとり合っていまいた。

　　しかしこのマンションの価格は１９８０万円でも安かったので、売主に金額交渉

　をする間もなく、違うお客様が契約してしまいました。

　　後でわかった事ですが、このＭ男さんが言う１８５０万円には深い意味があ

　りました。

　　この後に、また別の中古マンション（Ｌ不動産会社が８０歳位の所有者から売りを

　依頼された１９１０万円のマンション）をＳ子さんとＭ男さんに紹介しなければ、Ｌ不動

　産会社に迷惑を掛ける事にはならなかったのですが・・・・　次回に続く