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デグチエステートの佐藤です。
今回は4年前に買った分譲住宅が売れなくて離婚しなかったご夫婦の話です。
15年位前のある日、「30歳前後の奥様が4年前(平成7年ごろ)に買った分譲住宅
を売りたいので査定してほしい。」と依頼してきました。
売る理由は、「離婚するのに不動産を売って夫婦でお金を分けたい。」との事でした。
その後調査して、2400万円と査定したのですが、当時の住宅金融公庫や銀行から借
りたお金が2650万円で、残高が2500万円以上ありました。
(当時は確か金融公庫の金利が3%~4%だったと思います。)元金がなかなか減らな
いうえに不動産の価格がかなり下がってきた頃でしたので、2400万円で売ったら200
万円以上の持ち出しが必要になります。(売る場合、仲介手数料等の費用も掛かります。)
結局、そのご夫婦は200万円以上の資金が用意できなかったので、離婚を諦めました。
良かったのか? 悪かったのか?
他人事ではありません。