News blog
こんにちは。伊豆高原店の佐々木です。
先日、趣味でやっているレーシングカートで、自分の乗っているカートが欲しいと言う方が
いたので、カート仲間が増えればいいかなぁっと、相場の半値くらいで譲ることにしました。
下の写真が譲ったカートで、左側の白と緑のデザインが綺麗なイタリアのメーカー”TONNY KART”
エンジンは水冷125cc 2st 30馬力以上 オーストリアのメーカー”ROTAX MAX”です。
メカニック担当の親父が綺麗好きということもあって、状態は良く、セッティングも完璧に
出していたので、戦闘力抜群の1台でした。
譲ったは良いものの、自分の手元にカートがないということが落ち着かず、心に穴が開いたような、
そんな気分でした。やはり、小学校6年生の時からカートを始め、以来ず~っと家にあったものなので
やはり手元に置いておきたい気持ちがありました。
そこで、某有名オークションにて、以前から欲しかったミッションカートという
6速マニュアル(シーケンシャル)のカートが出ているのを知り合いから聞き、早速チェック!!
程度とセット内容から安いなぁ~と感じ。前回売った金額を元手に購入を決意!嫁には断りを
入れていませんが、嫁も最近カートに乗って、楽しさが伝わったらしく、面白いと言ってくれたので、
良いかなぁ~っと。
それがこちらのカート。見る限り程度は良さそうなので、少しくらいのメンテナンスで乗れそうでした。
BUT だが、しかし!!!
いざ、カート仲間の知り合いにオークションで落としてもらい、引き取りに行ってみると
ガァーーーーン!! って感じでした。引取りが夜だったので、あまり確認ができませんでしたが
それでも、伝わってくるカートの悲しい声が… 持ち主の方が想像以上に若いこと
保存状態が非常に悪いこと、走りに行ったあとに掃除とメンテナンスをしていないこと。
愛情を掛けていないこと、これらはカートを大切にする人から見ると、すぐに分かってしまうものです。
結構な金額を出したのに、これかよっ… 泣きそうになりながら帰宅。
次の休みの日に、親父とカート仲間の協力を得ながら、全てバラシ!全てを1から組み立て直すことにしました!
いざ、作業に取り掛かると、さらに粗がいろいろと出てきました。パーツの付け方は適当。タイヤのトーイン・キャンバーは狂っている。
ベアリングの抵抗が大きい、ブレーキが固着している、配線の取り回しが雑。チャンバー(マフラー)が割れている。部品が足りない。
なんだか、先の見えないゴールに、精神がついていけなくなりそうでした。
しかし、立ち止まっていても始まらない!! ゴールに向けて、全てのパーツを丁寧にガソリンで洗っていきます。ガソリンは
油汚れや、ブレーキのダストなどを溶かし、綺麗になります。
ガソリンでジャブジャブ → パーツクリーナーでさらにジャブジャブ → コーティング材入りのコンパウンドで磨く!磨く!磨く!
駆動する場所などはグリスを入れて組み直す。
すると、あんなに汚かったフレームやパーツが、見事に綺麗になり、新古車程度まで復活!!
あとは足りない部品を揃えて、組み付けるだけ!
そして、サーキットに行き、セッティングを煮詰めれば完成です。
次回のブログは、Before After の写真をアップしますので、お楽しみにぃ~