デグチエステートの佐藤です。
　数年前に、値段も良心的で良い土地なのに、売れそうもない売土地がありました。
　なぜかといえば、西隣の家に問題がありました。
　その西隣の家と売土地の境には何もなく、売土地から西隣の家や庭がまる見え
です。
　別に、そういう事ははよくありますから特に問題なないのですが、その西隣の家
の庭に百個以上の魚や貝の空缶が、無造作に放置してあるのです。
　夏なら臭いかもしれませんし、猫も集まってくるかもしれません。
　一番気になった事は、やはり美観を損ねる事です。
　この西隣の家のせいで売れなかったら、売土地の所有者はいい迷惑でしょう。
　売土地自体は魅力的なのですか。
　もしも私がこの売土地が気に入って買う立場だったら、どうするでしょうか？
　自分で勝手に空缶を片付けてしまうか？
　しかしそれでは、ずっと片付けなければならなくなるかもしれません。
　逆に文句をいわれたらどうしよう？
　そもそもこういう隣人とは近所付き合いができるでしょうか？
　　
　実は、私の家のすぐ近所にも同じような隣人がいたのです。
　時々、その隣人は自分の家の庭の隣の官地でよく小用もしていました。
　８年位前に亡くなって、家は空家のままです。
　空缶はありませんが、庭には色々な種類のガラクタがあり、そのまま散らかって
います。
　私も気にする方ですが、すぐに慣れてしまいました。
　でも、もしも新たに引っ越してくる場合には覚悟がいるでしょう。
　この感覚は、人それぞれの許容範囲が違いますので、何とも言えません。
　「土地や家を買う時は隣人を見ろ。」とよく言われますが、人を判断するのは難しい
ですね。
　私のすぐ近所の隣人はかなり変わった人でしたが、悪い人ではありませんでした。
　私の持論ですが、人がそれぞれ違うように、土地もそれぞれ違うと思います、。
　同じ分譲地で面積も金額もほぼ同じ土地があったとしても、東西南北にどんな家
が建つか？どんな人が住むか？で、その土地（家）の価値が変わってしまう事もあ
ります。
　人が変わっていくように、土地（家）も変わっていくんですね。

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