リフォーム部　酒井です。

泰子のｼｮｰが始まる。
大ホール２００席は満席の状況
司会の挨拶…ざわめいていた会場が静まり返る。

メインステージに泰子登場…と目をこらしていると
客席の後方で歓声があがっている…
振り返ると、赤のロングドレスでにこやかに握手をしながら入場…。
意表をついて後ろから来た…。

スポットライトが当たっているかの様に泰子が輝いている…。
ものすごいオーラ。
従えた天使たちが放つ光か…。
まさに地上に降りた女神。

会場は興奮状態
こんなに多くの人達に愛されていたのか…幸せな泰子
多くの客席を回って最後に我々のＧテーブルに来た、やった！　こんな事もあろうかと支配人に指示した通りに…

同席の揃いの赤いジャケットの３人の熟女も
「可愛い」「泰子！」「泰ちゃん！」の
大歓声！
周囲の客席からも「こっちに来て…！」と叫び声　ＡＫＢよりすごい…
女性客が驚くほど多い…
同姓に愛されなくてトップになった人はいない。
そういえば宝塚の追っかけも皆、女性。

同席のＩ社長は「泰ちゃん可愛いね…」とか言って両手で握手している。
泰子も金持ちには愛想がいい、妙にペコペコしている。
ショーの時間を忘れるほど、乗り気でなかったＹさんも赤い顔をして、両手で握手、最後に私、さらっと手を触れられただけで泰子がステージに…。

ついにメインステージに立った泰子、
満面の笑顔…
修学旅行の時、奈良で見た観音様よりすごい…。
全身が輝いている。

さすがに、多くの大舞台を経験し、現在もトップを走るスターは違う…！
泰子恐るべし。

親しみやすいスピーチの後、１曲目は「ＳＡＴＩＮ　ＤＯＬＬ」、リズムを足で刻みながら軽快に唄いだす。一気に会場が盛り上がる。
次は「Ａ列車で行こう」、愛らしく踊りながら快調にスタンダードナンバーを唄う。

赤いレースのドレスから可愛いひざ小僧がちらちら見え隠れする
そして、ついにショーも頂点に達した、
「ＬＯＶＥ　ｉｓ　ＨＥＲＥ．ＴＯ．ＳＴＡＹ」、
大歓声と共に客席から手拍子…
こら！村の盆踊りでないぞ…！曲想とちがう、と思いきや、泰子まで手拍子で歌っている、
聴衆に合わせる…何というやさしいお方…。
いつも思うが、どうして、溢れるような笑顔が自然にできるのか…？
さすが元女優…！

ライブでは間奏の時の歌手の立ち振る舞いで全てが決まる。
その時、自分をどう表現するか…
泰子は完璧、美しい。
聴く人は泰子から一瞬も目を離さない。

ショーも終わりに近づいて来た、ディズニー映画のテーマをメドレーでうっとりと唄う。

最後は「ピノキオ」の主題歌「星に願いを」
「私が子供のころ祖母が『貴方もいつも夢を持って生きるのよ…』と話してくれました。」
と、語って唄いだす、一同感激…涙が出そう…
星に願えば願い事は必ず叶う、いつも夢を持って生きよう…、という素晴らしい、美しい曲。
唄い終えて会場に深々と一礼。
また大歓声
泰子の甘い歌声につつまれてホテルグランド富士の夜は更けてゆく…。

―そろそろ泰子もお年頃…
おい！「ビクター」！
３０年以上も泰子から搾り取って！
可愛そうに
もう５００億はもうけただろう。
夜の仕事は今夜で最後にしろ！
キャバ嬢でないぞ…泰子は…
労働基準法を守れ ＰＭ５：００迄か、パートにして好きなときだけ唄わせてやってくれ…！
ちゃんと積立個人年金に入っているか…？
泰子の将来が心配だ、
引退の時は退職金をバン！と３０億だしてやれ！
泰子はいつもゴージャスでなくてはいけない…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完

ライブで「手紙でも書こう」を唄う泰子。
大好きな彼に想いを伝えたい…
でも彼の気持ちがわからない…
断られたらどうしよう…
彼になりかわり「君が好きだよ…」
と手紙を綴る乙女心
明るく、愛らしく唄う、

ジュリー、ウイルソン「マイ、オールド、フレイム」
アルバムの「Ｔｈｅｓｅ　Ｆｏｏｌｉｓｈ　Ｔｈｉｎｇｓ」
を聞いて一気に熱くなった、失われた過去の愛の日々を切々と唄う。

ライブ