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本日12月4日は、静岡県内で地域防災訓練が行なわれました。
そこで、耐震基準と耐震診断のお話をさせていただきます。
現行の耐震基準の元となる、建築基準法施工令が改正させましたのは1981年(昭和56年)6月1日に導入されました。
この基準による建物は、阪神淡路大震災においても被害が少なかったとされています。
静岡県では、昭和56年5月以前建築の木造住宅を対象に
プロジェクトTOUKAI-0{倒壊(東海)ゼロ}と題し、耐震診断無料、補強計画・補強工事に補助金補助金を出して、耐震補強を推進しています。
(補助金は市町の年度ごとの予算で行なわれていますので、詳しくは、お住まいの市町にお問い合わせください。)
しかし、この1981年(昭和56年)6月1日以降に建てられた住宅にお住まいになられている方々からも、耐震診断のお問い合わせをいただきます。
東日本大震災をはじめ、熊本の地震や先月各地で起きた震度4~5の地震で不安に思われた方々もいると思います。
そこで、ご自分で出来るチェック項目を紹介します。
①家を建てられたのは1981年(昭和56年)5月以前ですか。
②床下・床上浸水、火災、車の突入など災害に遭遇したことはありますか。
③手続きをなしに増築、または2回以上増築、壁や柱を撤去した増築をしましたか。
④老朽化やシロアリ被害、腐食などがありますか。
⑤建物の平面はL型やT型など複雑な形ですか。
⑥1辺が4m以上の吹抜がありますか。
⑦2階の外壁の下に1階の内壁や外壁が無い間取りですか。
⑧1階外壁の四方どこかに、壁の無い面がありますか。
⑨屋根が和・洋瓦で1階の壁が少ないですか。
⑩家の基礎が鉄筋コンクリートの布、又はベタ基礎・杭基礎以外で出来ていませんか。
以上の10項目で1つ以上当てはまる、又は分からなければ専門家に相談することをお勧めします。
3つ以上の方はなるべく早く相談する事をお勧めします。
弊社でも耐震診断を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
設計 小野でした。